歴史家

呉の人物一覧

薛瑩:呉書を継いだ史家で孫皓の暴政下で生き延びた儒臣【すぐわかる要約付き】

薛瑩(せつえい、字は道言)は薛綜の子で、『呉書』の編纂に参加した史家です。孫皓の時代に左執法・選曹尚書・太子少傅を歴任し、学問と誠実をもって政務を補佐しました。呉滅亡の際には降表を起草しています。末期の呉を支えた儒臣を正史三国志を基に解説します。
呉の人物一覧

韋昭:呉書を編纂し、孫皓を諫め誅された悲劇の学者【すぐわかる要約付き】

韋昭(いしょう、字は弘嗣)は呉の忠臣で、『呉書』を編纂した学者です。孫皓の暴政を諫め、学問に熱心で古典を好み、広く書籍を読み、記録・編纂の才能に優れた人物であるとされています。韋昭の生涯を正史三国志を基に解説します。
呉の人物一覧

華覈:呉書の事業を復活させ、孫皓を諫言し続けた官僚【すぐわかる要約付き】

華覈(かかく、字は永先)は呉の史官。正史三国志に記され、『呉書』編纂に参加した文人です。顕明宮の工事を諫め、建衡三年の行幸中止を進言し、同僚の赦免を願い出ました。上疏と官職の推移を史料で整理し、その役割を正史三国志から解説します。
晋の人物一覧

陳寿:三国志の誕生秘話、史家としての功績と評価【すぐわかる要約付き】

陳寿(ちんじゅ)は、著者として知られています。若くして譙周に学び、蜀漢では権力者黄皓に屈せず左遷されるが、蜀滅亡後は張華の推薦で官職を得ました。正史三国志を基に、『三国志』を完成させるまで裏側まで、詳しく紹介します。
晋の人物一覧

王沈:司馬昭に忠義を尽くした文臣か、裏切り者か【すぐわかる要約付き】

王沈(おうちん、字は處道/処道)、最初は曹爽に仕えるも、一時免職になります。その後復帰し、『魏書』の編纂にも関わります。曹髦の司馬昭討伐計画を密告した裏切りで、侯に封じられ、文人としても政治家としても栄達しました。
蜀の人物一覧

楊戲:十人十色を生んだ、誠実な官僚が蜀漢に残した言葉【すぐわかる要約付き】

楊戲は蜀漢に仕えた官僚で、才知よりも誠実さと直言を重んじた人物である。政治的な媚態を嫌った態度は“十人十色”という言葉の由来にもなった。諸葛亮に重用され、建寧郡太守や射声校尉などを歴任するも、姜維時代に酒席で姜維を嘲ったことで非役を命じられる。楊戲(ようぎ)を三国志正史を基に、直言と誠実を重んじた生涯を紹介。