正史三国志 人物列伝 英雄と凡人のその真実

皇甫嵩（こうほすう）、字は義真（ぎしん）は、武廟六十四将に数えられる後漢末の名将です。黄巾の乱で華々しい戦功を挙げ、民衆からも称えられた皇甫嵩の武勇と忠義、そして董卓との確執によって訪れた運命の転機を正史三国志を持ちに詳しく解説します。

王允（おういん）、字は子師（しし）、出身は太原祁、生没年（137～192年）。正史三国志をもとに、董卓を討ち、呂布を動かした立役者・王允の政治的手腕と誤算、蔡邕（さいよう）を斬った決断とその真意、そして李傕・郭汜（りかく・かくし）の反乱に倒れた最期までを徹底解説。忠臣か逆賊か、今なお評価の定まらぬその生涯を詳しく紹介します。

李傕（りかく）の生涯を追う。「三国志正史」に記された涼州出身の将軍が、董卓の後継として長安を掌握し、やがて郭汜との内戦で自滅するまでの破滅の道と、彼の武勇と野心の真実を描く。

郭汜（かくし）三国志正史を元に、牛輔配下として朱儁を破った初陣、李傕と共に長安を制圧した戦略、そして暴走と内乱の末に部下に討たれた波乱の生涯を紹介します。

種劭（しゅしゅう）、字は申甫（しんぽ）、河南洛陽の出身。正史三国志を基に、澠池で董卓を退けた勇気ある行動、父・種拂の死後も忠義を貫き朝廷復帰を拒んだ姿、さらに馬騰や韓遂らと連携して李傕・郭汜と戦い、長平観で壮絶な最期を遂げた経緯を紹介します。その生涯は暴政に抗った烈士の象徴として後世に語り継がれています。

董卓（とうたく）、字は仲穎（ちゅうえい）は正史三国志に登場する後漢末期の軍閥で、羌との戦いで頭角を現し、やがて少帝を廃して実権を掌握した暴君です。洛陽の焼失、長安遷都、呂布による最期など、彼の生涯は漢王朝の崩壊と三国時代の幕開けを象徴します。この記事では、董卓の若き日の義侠から、独裁者への変貌、死後にまで及んだ影響までを正史三国志を基に詳しく紹介します。