呉

張儼（ちょうげん）は三国時代の呉の官僚で、孫権に仕え大鴻臚に任じられました。晋の洛陽で賈充らの試問を退け、羊祜とも交わる弁舌で名を轟かせます。著作《默記》に収められた諸葛亮《後出師表》の真偽論争も伝わる人物を正史三国志から詳しく解説します。

鍾離牧（しょうりぼく）、字は子幹（しかん）。南海太守として仍弩討伐と曾夏招安を成し、太平二年の山越反乱を平定。永安六年には武陵太守として五渓夷を鎮圧。朱育との対話や受封、最期までを正史三国志に基づき解説。

朱異（しゅい、字は季文）は呉郡出身の武将で、正史三国志に記録される名将です。東興で魏軍を破り栄光を得る一方、寿春の諸葛誕支援で敗北し、孫綝の命令に背いたため処刑されました。その波乱の生涯を解説します。

徐盛（じょせい、字は文嚮）は呉の名将で、正史三国志に「江表の虎臣」と称された人物です。少数で敵を破った初陣、濡須や洞口での曹休や曹丕から呉を守り、防衛戦に強い名将です。涙を流した忠義の逸話、そして後世の評価までを詳しく解説します。

朱然（しゅぜん）は正史三国志において江陵防衛戦や関羽討伐で功績を挙げ、大都督にまで昇った呉の将軍です。孫権の学友として出発し、数々の戦いや呂壱事件を経て病没するまで厚遇を受けた生涯をわかりやすく解説します。

三国志・呉で才を示した鄭冑。権力の機嫌と陰湿な讒言に弄ばれた将軍の苦い軌跡。