名臣

劉基（りゅうき、字は敬輿、）は劉繇の長子で孝行で知られ、孫権に愛され仕官しました。大司農・光祿勳を歴任し、酒宴で孫権を諫め、虞翻を助けた逸話が残る忠臣として評価されています。正史三国志を基に解説します。

吾粲（ごさん）孔休（こうきゅう）下級役人から主簿・会稽太守・昭義中郎将・太子太傅と着実に昇進を重ねましたが、最後は二級の変によって非業の死を遂げています。正史三国志を基、呉政権の良識派としてその名を刻んだ忠臣の歩みを追います。

歩隲（ほしつ）正史三国志を基に、呂壱事件や二宮の変、西陵統治、交州制圧など東呉の政軍両面で活躍した忠臣の実像を解説。慎重で誠実な性格と、複雑な政争に翻弄されながらも貫いた姿勢、丞相就任から一族の悲劇に至るまで、その波乱の生涯を明らかにする。

顧雍（こよう、字は元歎）は、呉の丞相であり、蔡邕に学んだ教養人です。清廉で寡黙ながらも、常に本質を突く発言と民意をくみ取る政務姿勢で、孫権から深い信任を得ました。正史三国志を基にその生涯を紹介します。

陸凱（りくがい）：三国志正史における呉後期の忠臣。孫皓の暴政に立ち向かい、左丞相として最後まで諫言を重ねたその生涯を描く。