名臣

孫呉の賢臣・羊衜（ようとう）は、若くして才を示し、諸葛恪や顧譚を的確に評した知略家です。呂壹の専権を正し、公孫渊戦で進言を行い、二宮の変では孫和と孫霸の不和を諫めました。正史三国志を基に忠義と洞察の人となりを解説します。

魯粛（ろしゅく）、字は子敬（しけい）。周瑜の友情、孫策との出会い。孫権との榻上策、赤壁前夜の主戦論、荊州借地、関羽との単刀赴会、長沙の反乱鎮圧など、彼の青年期から晩年の評価まで正史三国志を基に解説します

陸瑁（りくぼう、字は子璋）は、呉の丞相・陸遜の弟です。学問を好み義に厚く、孫権が公孫淵討伐を企てた際に二度の上疏でこれを止めた人物です。正史三國志をもとに、その諫言と家系の歩みをわかりやすく紹介します。

呉範（ごはん）、字は文則（ぶんそく）。呉に仕え、暦法と風気で黄祖討伐や関羽捕縛の時刻、劉備の益州掌握、魏との洞口・蜀との和親まで的中しました。正史三国志を基に騎都尉・太史令を歴任した彼の生涯を解説します。

張儼（ちょうげん）は三国時代の呉の官僚で、孫権に仕え大鴻臚に任じられました。晋の洛陽で賈充らの試問を退け、羊祜とも交わる弁舌で名を轟かせます。著作《默記》に収められた諸葛亮《後出師表》の真偽論争も伝わる人物を正史三国志から詳しく解説します。