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蜀の人物一覧

董厥:黄皓と姜維を抑えられなかった蜀の最後の宰相【すぐわかる要約付き】

董厥(とうけつ、字は龔襲)は諸葛亮に「良士」と評価され、蜀末政権で大将軍、平尚書事,になり中枢を担った人物です。黄皓の専権を抑えられず混乱を招いた点が特徴で、滅亡後は洛陽で相国参軍・散騎常侍に任じられました。蜀末期を象徴する官僚像がうかがえます。
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樊建:黄皓と距離を保ち諸葛瞻と蜀末政権を支えた重臣【すぐわかる要約付き】

樊建(はんけん)は義陽出身の蜀の重臣で、諸葛瞻・董厥とともに蜀末政権を支えた人物として記録されています。黄皓と距離を取りつつ政務にあたり、晋に降った後も直言を惜しまず、鄧艾の冤罪を正すよう諫言するなど実務家としての姿勢を貫いた人物です。
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宗預:孫権が信頼した蜀の外交官、己の節を守り抜いた晩年【すぐわかる要約付き】

宗預(そうよ)は南陽安衆出身の蜀の重臣で、対呉外交の要として重要な役割を担った人物です。張飛に随行して入蜀し、諸葛亮に抜擢され、孫権との応対で高く評価されました。晩年は鎮軍大将軍になり、264年に洛陽へ移送される途中で病死しました。
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廖化:関羽配下から蜀滅亡まで魏と戦い続けた将軍【すぐわかる要約付き】

廖化(りょうか)は蜀の将でです。関羽の主簿から始まり、呉に投降しますが死を偽装して蜀に帰順します。諸葛亮の北伐に従軍し、陰平太守や右車騎将軍として活躍しました。姜維との行動や蜀滅亡時まで正史三国志を基に解説します。
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郤正:蜀の降伏文書を執筆し、最後まで劉禅を補佐した文臣【すぐわかる要約付き】

郤正(げきせい)は蜀末の文臣で、降伏文書の執筆や劉禅の洛陽随行で重要な役割を果たしました。益州で学識を深め、黄皓の専権期にも政争を避け、巴西太守としても評価された郤正の生涯を正史三国志を基に解説します。
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譙周:北伐に反対した仇国論と劉禅に説いた魏への降伏【すぐわかる要約付き】

譙周(しょうしゅう・允南)は蜀漢を代表する大儒で、諸葛亮に登用され学官として活躍し、のちに仇国論を著して北伐の限界を論じた人物です。本記事では正史三国志をもとに、鄧艾侵攻時の降魏論、晋代での待遇、著述や学統の継承までをわかりやすく解説します。