正史三国志 人物列伝について

メイン画像

三国志演義と正史三国志の違いって何?当ブログのコンセプト

「三国志が好きです」と言うと、「歴史好きなんですね」と言われたり、なんだかインテリっぽいイメージを持たれることも多い。
でも実は、その「三国志」がどっちのことなのか、意外と意識されていない。

ざっくり言えば、「三国志」には二つある。
一つは、歴史書としての『正史 三国志』。
もう一つは、物語として親しまれてきた『三国志演義』。
この二つはまったく別のもので、目的も成り立ちも違う。

『正史 三国志』は西晋の陳寿による本格的な歴史書で、皇帝の事績や家臣たちの伝記を淡々と記録している。
感情的な美談や演出は少ないけれど、逆にそれが“信頼できる記録”としての重みを持っている。

一方、『三国志演義』は14世紀に書かれた小説で、関羽の義、諸葛亮の知、劉備の徳といったテーマを軸に、勧善懲悪がハッキリした物語が展開される。
派手で痛快な展開が多く、エンタメ作品としては最高峰のひとつ。

もちろん、演義が好きな人を否定する気はまったくない。
あれはあれで、小説として完成された大河ロマンだし、だからこそ何百年も読み継がれてきたわけで。
むしろ、「演義→正史」の順で興味が広がった人も多いはず。

日本語wikiじゃなくて、中国版wiki見て翻訳してくれれば、もっと詳しいです。
このブログでは、そのままの翻訳だけでは味気ないので、内容は正史ベースで、表現には少し味付けをしています。
「虎女、安能嫁犬子乎」を「うちの娘が犬と結婚するかボケ」と訳す程度には砕けた言い方もしますが、事実のラインは絶対に守っています。

タイトルとURLをコピーしました